皮膚科診療 サイトメニュー

皮膚病辞典「は行」|皮膚科診療

皮膚病辞典「は行」

皮角

皮角とは、硬い角のような盛り上がりが皮膚にできる病気です。多くが局所性のもので、良性のものが多いといえます。 痒みをともなわないこともあるため、長毛の動物ではすぐに気付かれないことも多いと言えます。

皮脂腺炎

皮脂腺炎は皮脂腺に起こる炎症性疾患の皮膚病です。強い痒みや脱毛、皮膚のかさつきなどがみられます。発症は全身でおこり、進行すると広範囲にわたることもあります。

皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌症は皮膚や毛、爪などに真菌が感染することによって起こる皮膚病です。
症状があまりでないこともありますが、進行すると全身の脱毛、皮下の肉芽腫などが起こることもあります。

皮膚脂肪織炎

皮下脂肪に様々な理由によって炎症がおこることにより発症する皮膚の病気です。胸部や腹部によく発症します。
また、ダックスフンドは他の犬種に比べると発症頻度が多いという報告もあります。

皮膚石灰沈着症

皮膚石灰沈着症はワンちゃんの病気で、ネコちゃんへの発症はこれまで報告されていません。
皮膚のコラーゲン線維・弾性繊維が石灰化してしまう病気です。潰瘍や、じゃりじゃりした斑点のような紅斑や丘疹などが症状としてみられます。

肥満細胞腫

肥満細胞腫の原因は分かっていません。そして、ほとんどの場合が悪性度の高い腫瘍となります。
7歳以上のシニアのワンちゃん(老齢犬)に多くみられます。

避妊・去勢反応性皮膚疾患

避妊・去勢反応性皮膚疾患は、避妊・去勢手術などの手術をした後に、脱毛と角化異常が起こる皮膚の病気です。

表在性膿皮症

表在性膿皮症は毛包と毛包間の表皮と毛包内の角質層で起こる皮膚の細菌感染をいいます。痒みや紅斑性がみられることがおおいです。

ヒゼンダニ症

ヒゼンダニが寄生することによって皮膚病です。初めて寄生した際は症状が出ないことが多く、その間にダニが増殖すると強い痒みを伴うことが多く見られます。
痒みのあまりに自分で皮膚を傷つけてしまうこともあります。

ビタミンA反応性皮膚症

ビタミンA反応性皮膚症は、ビタミンAが欠乏することにより発症する皮膚病です。
脂漏状態は全身に広がり、体臭を伴い体毛も薄くなることがあります。

皮下の真菌症

皮下の真菌症は、真菌が傷口などを通じて、皮膚に局所的に感染することによって起こる皮膚疾患です。

副腎性性ホルモン関連性皮膚疾患(成長ホルモン反応性皮膚症)

副腎皮質の網状帯よる性ホルモン産生によっておこる皮膚疾患で、体幹や大腿後側および頚部に脱毛がみられます。

副腎皮質機能亢進症

副腎皮質機能亢進症は血清中のコルチゾール濃度が上昇することによっておこる病気で、症状の1つとして脱毛や薄毛、膿皮症などの皮膚疾患がおこります。

扁平上皮癌

扁平上皮癌とは皮膚や口腔内にできる悪性腫瘍のことをいいます。ワンちゃんやネコちゃんに比較的よくみられ、特に高齢動物に多いといえます。
ワンちゃんでは腫瘍は体幹や両手・両足に多くみられ、ネコちゃんでは頭部・耳介に多くみられます。

ホクロと多発性ホクロ

人のホクロのように、動物にできるホクロのことを言います。ホクロができる原因は分かっていませんが、犬種によっては遺伝によるものもあります。

皮膚病辞典